今回も、祝日の夜というあまり参加しやすくはない時間帯しか空いていませんでした。
いつもどおり自由な飛行会ですが、毎回ただ“自由に飛ばしました”だけではちょっと芸がないので、
今回は記録会の体裁とし、各部門とも一応ルール通りの方法で参加者相互計時をしました。
様々な機体が集まるとともに、普段より少し緊張感もあり、有意義な時間を過ごしました。
個人的な反省点としては、手持ちの稼動機をあれもこれもと欲張りすぎ、そのどれもベストにはほど遠かったこと、
（やっぱり、きちんと計時するには1機に最低1時間ぐらいはかかりますね）
それと、会場設営やらなにやらとの掛け持ちで、写真撮影がおろそかになってしまったこと。
写っていない参加者の皆さん、ゴメンナサイ。
記録はこちら
【クリックで動画】おなじみ、F1Nインドアハンドランチグライダー(IHLG)世界記録保持者の石井さん。SAL(Side Arm Launch：横手投げ)式の機体をカピオの天井ギリギリで「返す」さまは神業の感があります。
【クリックで動画】普段は紙飛行機で活躍の岩瀬さんも、この日は木製IHLGを持参。
ほぼ初めての製作と言いながら、かなり見事な飛びっぷりでした。
リビングルームスティック用の特設「台所」。（ルールでは、この機種はゴムを台所で巻かねばなりません）
【クリックで拡大】大野さんはたくさんの機種を持ってきてくれましたが、計時できたのは後述の「ミニスティック(リビングルームスティック)」と「マンハッタンキャビン」のみ。
この写真のオートジャイロも、意欲作ながら計時には至りませんでした。
【クリックで拡大】こちらもおなじみ、世界記録ホルダーの檀上さん。
毎回ながら、製作の完成度と飛行させる技術には脱帽です。
今回の機体は、写真手前から
「ノーカルスケール ジービーＲレーサー」
「ノーカルスケール ジービーＺレーサー」
「HANGAR RAT」
「室内トーイング(曳航)グライダー」
HANGAR RAT などは4分以上飛んでいたのですが、いずれも正式に計時しなかったため後述の表には記録が含まれていません。
【クリックで動画】檀上さんの「ノーカルスケール ジービーＺレーサー」。
軽〜く2分ぐらいは飛んでいたのですが、他の参加者の四苦八苦を見て？遠慮したのか正式計時は無し。
※「ノーカル No-cal」とは“ノーカロリー”の略で、この場合は「側面型だけを模して作られた」スケール機のことを指します。
以下、英語版Wikipediaより
The class rules were defined by the Flying Aces Club.
No-Cal (or NOCAL) stand for "No Calories" - as the class is a "profile"
model - with the main body of the model having minimal width.
The rules for the class are simple: Wingspan is limited to 16",
the airplane being modeled must be recognizable, and the model must include
the landing gear if the full scale airplane has a fixed landing gear.
The model can be represented with the landing gear in the up position if
the full scale airplane has retractable landing gear.
【クリックで動画】これも軽〜く1分10秒ほど飛んでいた、檀上さんの室内曳航(towing)グライダー。
あまりポピュラーな規定ではないようですが、アメリカなどの一部で行なわれた例があるようです。
この機体はペニープレーンの主翼仕様(スパン45.7cm)で作っているそうです。
曳航索としてテグスを使い、天井近くまで曳航して上昇させたところでその索を離します。
計時は索から離脱した時点から始めるため、索には目印のペナント(映像の赤い部分)がつけられています。
滑空だけを考えればよいため機体に無駄な重量が一切無く、飛行はまさに止まっているかの如くです。 （曳航は石井さん）